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東京

マイナス10度まで気温が下がってフワッフワの雪が20センチ積もった日に上京、半年振りになるのか。着いたら東京も意外に寒くて風が気持ちよかった。

東京駅から四ッ谷駅、歩いて麹町のビルにある某社、ここは7,8年前から仕事をしている会社だが移転した本社を訪ねるのは初めて、担当の人や以前にお世話になった人が入れ替わりで小部屋に入ってきてそのたびに腰を浮かせて挨拶、みんな元気そうだけどしっかし若いなあと感心、打ち合わせは30分ほどで済んで四ッ谷駅に戻る途中、やっと土地勘が戻って「あれ、とらやがない」と気がつく、たしか羊羹のとらやはこの通りじゃなかったか、でも曖昧、東京駅に戻って八重洲の地下で昼飯食べて午後の仕事。2時間のインタビューだけど相手はもう10年以上の付き合いだから簡単なレジュメを渡してあれこれ話し、脱線させないようにストップかけて軌道修正するぐらいで考え込んでいるときには私が雑談、ヒント思いついたのか猛然としゃべりだして2時間はアッという間。この人の本は企画段階から付き合っていてもう10年以上になるのか、思いがけないベストセラーが出てしまいいつ会ってもこちらの注文には気持ちよく応じてくれるのでありがたい。

2つの仕事が終わって5時に神田で次男と待ち合わせ。顔を合わせるなり「腹減った、昼飯食べてない」というから料理の美味しい居酒屋に入ってカウンターでゆっくりお酒、いつのまにか次男は酒の飲み方を覚えてしまった、まあ教え込んだのは私か。ほどほど飲んでも大飯食いの次男は物足りないみたい、「ご飯が食べたい」というから思いついて池之端の鰻屋、老舗だけど谷中に住んでいたころこの店の鰻は食べた、昼しか入ったことなかったけど落語家や渋い芸人がゆったりお酒を飲んでいた、30年ぶりくらいで顔出して次男と鰻、まずいわけがないけど不忍池の弁天様や橋を散歩して「空が広い」と喜んでいた。上野公園は桜並木がピンクのイルミネーションに飾られてきれい、アメ横の裏通りも歩いて思い出すこと一杯あって東京もいいなとつくづく。

そうなんだよね。東京はもしかすると私がいちばん好きな街かもしれない、いまでもたぶん好きだしたまにしか出かけないけど歩くコースによっては心底、くつろぐ。次男も東京の人混みは好きだという、わりと視線恐怖気味なところがあるからかえって大勢の中に埋もれると楽らしい、薄情な街には薄情な人間をくつろがせる懐があってそこが好きだ。あれはどこでだったか、道端に畳んである段ボールを見て次男が「帰ってきて組み立てる人がいるから」と言った。やっぱり悪くないなと思った。

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